臨床検査科

臨床検査科の特長

より質の高いチーム医療を目指し、医療チームの1セクションとして、医師の要望にお応えするべく365日24時間体制で対応しております。
検査を通じて患者さま本位の適切な臨床対応を迅速・正確にサポートするのが目標です。

臨床検査室

各臨床検査のご紹介

臨床検査科の業務

医師の指示に基づき、患者さまから頂戴した血液・尿などの検査物はその目的に応じて、最適な処理を施した後、さまざまな種類の項目について分析・測定・計測検査作業に入ります。検査項目に見合った分析測定装置は現在、より高性能・高精度・高効率化といった進歩を遂げ当検査科では、院内実施項目において検査材料(検体)到着から30分以内の結果報告を目標として運用しております。
*患者さま毎の指示内容により時間的な差異は発生しますが、現実的には5分以内に報告可能な項目もあります。

臨床検査シーン

臨床検査シーン

検体検査

一般検査 尿定性(糖・蛋白・潜血・有形成分など)・便潜血・髄液検査
血液検査 血液成分の計測・分類・形態・機能検査
生化学検査 体液の成分分析・定量測定
肝機能・腎機能・脂質・血液ガス
免疫血清検査 ウィルス感染症関連検査・ホルモン関連検査・腫瘍関連検査
輸血検査 血液型・抗体検査・交差適合試験
微生物検査 細菌感染症病原菌の特定・薬剤感受性試験*
病理・細胞診検査 患部組織・細胞を材料とした、性質特定(良・悪性・種類)*

*外部委託に該当する特殊項目を除き、上記のような検査を実施しております。
*院外検査においては多少お時間を頂くことになります。

生体検査

血液や尿のように形のある材料とは別に、患者さま本人の身体からさまざまな生体情報をできるだけ負担のない方法で直接頂き、進化したコンピュータ処理を行った後医師のもとへ迅速かつ有効な形でお返しすることが可能となっています。
ネットワークを利用した閲覧システムが有効に機能しています。生体検査においては医師診察と同様に担当技師が患者さまに触れながら検査を進めることになりますが、つねに安全・快適・優しさに配慮して実施しております。

生理機能検査

  • 心電図検査(安静・負荷・ホルター)
  • 肺機能検査
  • 脳波検査(安静・負荷など)
  • 超音波検査(心・頚部・腹部・表在など)
  • 聴力検査 (純音・ティンパノメトリーなど)
  • 動脈硬化測定

緊急検査

時間外・深夜を問わず、通常診療と同様に急を要する方々のために迅速な検査を目標に疾病・事故・スポーツ関連受傷にも柔軟に対応しております。

健診・検診業務

地域住民・企業従事者の健康維持と健康意識向上を目的として、健診センター・一般臨床などとも連携協力しながら検体検査業務等、サポート体制の維持向上に努めております。

臨床検査を支える体制

WATATUMIオーダリングシステムと検査システム・データマネジメントシステム・医事システム・健診システムなどのオンラインネットワークに支えられております。 検査過誤防止に十分配慮しつつ、医師の指示は即時性を持ち他部門と同様に各種分析装置を含む検査システムにも情報が伝達されます。 検査科で得られた結果情報もまた迅速に伝達され院内のどちらでも報告内容の確認や多様な閲覧が可能となっております。 こうして日常診療・救急診療を問わず、臨機応変・柔軟な連携を心がけております。